2012年2月29日水曜日

新潟の野菜 水菜

新潟の食というと、「米、魚、日本酒」の定番を思い浮かべるのが一般的です。しかし、東京から転勤してきて一番の驚きは、新潟の野菜はおいしいということです。最近の例では水菜があります。私はあまり水菜が得意ではなく、丼物や鍋物に入っているとよけて食べずに来ていました。なぜ、わざわざ水菜を入れるのかわからないと思っていました。


しかし、瓢湖の直売所「自然堂」で水菜を見ていたら、茎のボリュームや葉の瑞々しさがこれまでのものとは別格で、この水菜はおいしいはずだと直感を信じて買ってみました。そして、その夜は湯豆腐でしたので鍋に入れるとともに、生でサラダにのせてみました。


そうしたところ、生の水菜がとてもおいしい。大半を鍋に入れてしまったのがもったいないと後悔するほどおいしかった。特に無農薬とか有機栽培とかではない、生の水菜がとてもおいしいことは、阿賀野川周辺の肥沃な大地の賜物なんだろうと思いました。


東京で数百円を払って買う野菜もそこそこおいしかったと思いますが、新潟の直売所で買う野菜達は百円程度で買えてとてもおいしい。この違いは生活の豊かさにつながるのではないかと考えています。この野菜達をいつまでも食べ続けていたい、それが新潟の大地の魅力だと思います。

2012年2月28日火曜日

新潟大学医歯学総合病院 親知らず抜歯

新潟に転勤してきて困ったことの一つに、どこの歯医者に行くかという問題があります。我が家はたまたま地元の人に聞いて、村田歯科医院に通い始めましたが、非常に満足いく治療をしてもらいました。ただ、予約が月1回くらいしか取れないほど盛況で、長期戦を覚悟する必要があります。そして、長年懸念していた親知らずの抜歯が必要と言われ、院長ご卒業の新潟大学医歯学総合病院を紹介され、今日抜歯をしてきました。


抜歯を担当して頂いた先生は、にこやかな先生でよく気を使って頂けたので、90分近くかかったものの、今はなんとかこうして記事を更新できるくらいのダメージで済みました。今回抜いた歯は横倒しで根が二股に分かれていたので、抜きづらいとは予想されていました。処置としては、まず歯の頭の部分を削り、二股の部分を二つに切断し、根を一つずつ抜きました。痛いと言えば、追加で麻酔を足してくれたりもしました。


抜歯後、痛み止めと感染症防止の薬を処方してもらい、予想される経過について教えてもらいました。まず、明後日が腫れのピークで、二度と親知らずを抜きたくなるくらい腫れるそうです。まだ、当日なのでびくびくしていますが、もし経過がよければこの先生にもう一度抜いてもらいたいなと考えています。

2012年2月27日月曜日

あがのぷらっと 冨士製菓舗

水原の冨士製菓舗のお菓子が絶品なのだということは既に紹介しました。


水原の老舗菓子 冨士製菓


店頭に置いてあった「あがのぷらっと」という冊子に書いてあったのですが、お店の歴史は初代佐藤氏、昭和25年頃が始まりのようです。(以下引用)
「昭和二十五年頃、とうじお菓子を卸していた旧大阪屋(旧水原町)さんのご主人から、初代佐藤庫造が白鳥にちなんだお土産品をつくってくれないかと相談され、試行錯誤を繰り返し完成したものが現在の「越の姿白鳥」です。」
「当店は初代から味を引き継ぎ、二代目宏一の代に、昭和五十二年  全国菓子博覧会名誉金賞を受賞いたしました。そし、現在三代目俊夫も初代そして二代目の志を引き継ぎ大切に作り続けています。」


というわけで、「越の姿白鳥」という和菓子が有名なのですが、このお店で最高においしいのは洋菓子ではないかと思うのです。その中でもレモンケーキは絶品だと思います。レモンケーキも伝統の味なのではないかと思います。

2012年2月26日日曜日

新潟市内の市場 ピア万代

新潟といえば、米と日本酒そして魚というのが定番かと思います。そんな定番が揃っている所が万代(ばんだい)にあるピア万代です。ここに行くといろいろな魚を見ることができて、子どもが楽しめる場所でもあります。もちろん、魚をさばいてもらったりも可能です。地元の人たちのスーパー代わりとしても利用されていて、いつもにぎわっています。

 
このピア万代にはお酒のお店もあります。日本酒だけでなく、ワイン、焼酎、ウィスキーなどほとんどの種類のお酒が取り揃えてあります。新潟には多くの日本酒がありますが、私としては麒麟山がぐっときます。麒麟山の中でも「ブルーボトル」「吟辛」がお勧めですが、一度居酒屋で新潟の日本酒の利き酒してみて、一番のお気に入りを探してみたほうが楽しいと思います。
新潟は今日も雪がパラつきましたが、ピア万代は多くのひとでにぎわっていました。

冬の日本海マリンピア

今日は久々に冬の日本海マリンピアに行ってきました。到着したのは10時くらいなのであまり早くありませんが、駐車場もすいていましたので、どうやら閑散期のようです。


最近、子どもが「ファインディング・ニモ」という映画をよく見ていることもあり、これまで以上にいろいろな魚に興味を持ってはしゃぎ回っていました。その中でいくつか写真で紹介します。


まずは大きなウミガメです。こんなカメが何頭もいて、水槽の中をゆうゆうと泳いでします。

続いて、クラゲです。何種類ものクラゲがいるのですが、色がきれいなものを2種類ほど紹介します。


サメがゆうゆうと何頭も泳いでいます。

日本海マリンピアは室内だけでなく、屋外にも水槽があり、海獣たちが泳いでいます。こちらはアシカです。
 とどの顔はとても迫力あります。
目玉のイルカショーなのですが、冬季(3月下旬まで)は室内ということで少し迫力に欠けますが、それでも間近に見ることができます。
この時期の日本海マリンピアは閑散期のため人も少なく、子ども達のペースでいろいろな魚をじっくりと見れるのが一番良いところです。この平和な時期はおそらく4月中旬まで続くと思います。






東京出張 新幹線の車窓から

今週は新潟ー東京間を2往復しました。新潟と東京では冬ということもあり、本当に世界が違う印象を受けます。例えば以下のようなことが挙げられます。

当然ながら雪の有る無し
雪の有る無しは徒歩に大きな影響を与えます。東京の舗装された道を歩いてしまうと、新潟の雪道がすべること。

電車の人の多さ
新潟では白新線に乗る事がありますが、山手線に比べたら全く人がいないようなものです。さらに新潟では自動車通勤の方がメジャーかと思いますが、自動車通勤してしまうと、もうあの電車通勤には耐えられないだろうなと思ってしまいます。

カフェがあること
新潟にもスタバはあるのですが、気軽に入れるだけの数がなく、大抵込んでいます。東京のように、スタバでゆっくりくつろぐというライフスタイルはできません。だから、ゆったりとくつろげるカフェがあることは、大きな違いであると思います。


新潟は住みよい場所ですが、やはり気候は厳しく、利便性も東京の方が良いです。しかし、東京にはない大地のエネルギーがあります。どちらに暮らしたいかという問われた場合、我が家は両方に住みたいと答えることになりでしょう。それだけ、新潟の魅力は捨てがたいものがあるということです。
長岡辺り

2012年2月23日木曜日

マリンピア日本海のイルカショー


新潟市には日本海側一番の規模を誇る水族館、マリンピア日本海があります。
閑散期は本当に人もまばらで、ゆったり見られるのが家族連れにはうれしかったりします。ただ、非常に混む時期があり、自動車を止めるのに苦労したこともあります。我が家は年間パスポートですので窓口に並ばないのですが、混雑時はチケットを買うのに長蛇の列になり、マリンピアの敷地外まで続くこともありました。ですので、なるべくなら先にチケットを購入することをお勧めします。
マリンピアに入ると照明が落とされていて、日本海の荒波を再現している水槽があります。その水槽では魚の群れやエイの優雅な泳ぎを見ることができます。
露出補正前
露出補正後

でも、やはり子どもに一番人気なのはイルカショーです。
我が家は年間パスポートですので、毎週のようにイルカショーを見ました。そうするとイルカのやる気とか、調教師の技量などが見えてきたりします。今日のイルカはやる気ないなとか、あの調教師はどうもイルカになめられているなとか人間模様がうかがえるのです。

ただ、調教師の中に一人だけ凄腕の人がいて、彼が指示するとイルカのジャンプが一段高くなり、回転したりするスピードも段違いに早くなるのです。当然、毎回その人のショーを見たいのですが、夏ごろから若手の育成に励み始めたようで、なかなか彼のショーは見ることができなくなりました。しかし、その分他の人のショーのレベルも向上し、面白くなってきたので、それで良しとすべきなのでしょう。


月岡温泉の魅力


新潟には数多くの温泉があります。新潟駅からでも90分も走ればいろいろな有名温泉に行くことができます。それでも我が家の定宿は月岡温泉一筋です。一般的に月岡温泉は他の温泉街に比べて宿泊費が高く、月一で通うほどなのかと多くの人に疑問に持たれるのですが、我が家はあくまでも月岡温泉に通い続けています。

では、月岡温泉の魅力は一体何なのでしょうか。それは当然ながら温泉にあります。硫化水素含有量が日本一の源泉で、お湯の色が緑色なのが特徴です。一度入れば分かると思いますが、肌がすぐにヌルヌルしてとても刺激的な温泉なのです。温泉の効能はあまり信じたことはありませんが、月岡温泉は入るだけで効能がありそうな気がします。

もちろん、温泉だけでなく、町の雰囲気もどことなく格式があり、我が家の定宿の広瀬館ひてんの音も良い雰囲気です。女将さんや料理など魅力的ではありますが、我が家のスイートスポットは庭の池で泳ぐ鯉を見ることができるラウンジがなにより好きです。私はこれまで鯉を見ても特に何も感じませんでしたが、月岡温泉でゆっくりしているときに庭の鯉たちを見ていると、雑念が消えていく体験をしました。それ以来、鯉見たさに月岡に来ているというのも嘘ではありません。

以上、月岡温泉の魅力として、温泉、町の雰囲気、格式のある宿と鯉をあげました。しかし、何より、ゆったりと一泊過ごせる最高の町だと思います。

2012年2月21日火曜日

瓢湖 白鳥の里

 新潟駅から自動車で30分ほど離れたところに瓢湖という人工湖があります。ここは冬になると白鳥の群れがやって来ることで有名で、ラムサール条約で保護されているほどです。東京から転勤してき我が家は白鳥を見たことはありませんでしたが、毎週のように瓢湖に通い、白鳥を見続けてきました。
白鳥の美しさは羽の白さというか透明さだと思います。下の写真を見ていただければわかる通り、美しく白くて、透けて見える感じがまた美しいです。 
また、白鳥は非常に大きな鳥で、翼を広げると2m以上もあります。そんな大きな鳥が飛び立つのには、かなりの助走が必要で、水面をばしばしと蹴って飛び立っていく姿は飛空艇のようで、また美しいです。 
白鳥はいつも何羽か群れで飛んでいて、その飛んでいる姿も美しいです。 
あまりにも白鳥に思い入れし過ぎていますが、新潟の大地に負けない白鳥のスケールの大きさは、非常に刺激的だと思います。

2012年2月20日月曜日

東京出張 雪景色の移ろい

今日は雪に埋もれている新潟から東京へ出張してきました。行きの新幹線から外を眺めていると、新潟を出発して長岡、越後湯沢とどんどん雪深くなっていきます。長岡を出てトンネルをいくつか通り抜けた時の雪景色がきれいでした。場所は南魚沼の辺りのようです。

さらにトンネルを抜けて、高崎まで出るともう雪は遠くの山にぽつりとあるだけになります。


東京ー新潟間はたった2時間程度ですが、風景はここまで変わるのだなと改めて実感しました。たった2時間でも住んでみないとわからない事はあるもので、それがわかるだけでも幸せな新潟ライフだと思います。

2012年2月19日日曜日

水原の老舗菓子 冨士製菓

「新潟のお菓子は総じて甘すぎる」
東京(自由ヶ丘)から転勤してきた当初、いろいろな所でお菓子を買って試してみましたが、これはというものには出会えませんでした。
「新潟は素材としてはおいしいが、加工するとおいしくない」という辛辣なコメントを聞いたりもしました。でも、スイーツ好きな我が家としては、どこかにおいしいお菓子屋さんはないかと思い続けていました。

そんな中、瓢湖の直売所「自然堂」で、家内が「この中皮(ちゅうかわ)おいしい」と発見したのです。それ以来瓢湖に行くたびに買っていたのですが、ある時期からその直売所に「中皮」が置かれなくなってしまったのです。

口寂しく思った我々は直接お店に行くことにしました。場所は瓢湖から近く、天朝通りを少し入った所にありました。「冨士製菓」の外観はいかにも老舗の様子でした。お店は家族経営らしく、日によっておばあさん、旦那さん、奥さんらしい方々が接客してくれました。


しかし、「中皮」目当てで訪問したのですが、うれしい誤算がありました。他のお菓子がとてもおいしいのです。レモンケーキ、フルーツケーキ、チョコレートクッキー等など素朴ながらおいしいお菓子で、しかもどれも80140円と安いのです。さらに、いつも大量に買うからか一個おまけでくれたりもします。新潟で買うお菓子は水原の冨士製菓に限るなと思います。

新潟県立自然科学館の壁画はアイデアの宝庫


最近の暴風雪の影響で、新潟駅前も30cm程度の積雪となり、今日は近場の「新潟県立自然科学館」で子ども達を遊ばせることにしました。
「新潟県立自然科学館」は屋内施設なので天候に関係なく遊べる貴重なスポットで、今日も子ども達はいっぱい走り回っていました。
とはいえ、「新潟県立自然科学館」は大人も楽しめる貴重なスポットで、お勧めは館内3F「生活の科学」フロアの壁画です。古今東西の発明者達のアイデアスケッチが壁一面に描かれているのです。これで空を飛べるのか?とか思いつつも、斬新なその発想に皆さま驚かされるかと思います。

まずは、汽車内のハンモック座席

続いて人力潜水艇?

空を飛ぶ機械達

ロケット式飛空艇

他にも壁一面にたくさんあり、思わず笑ってしまいますが、そのアイデア力には脱帽すると思います。